子どもを扱うプロも我が子の育児には苦戦!なぜ?

育児

イライラしながら褒めてもダメ?

これまで子どもの効果的な褒め方や、叱り方についてお話してきました。しかし、これは親(伝える側)に心のゆとりや安定がないと、なかなか実行するのは難しいでしょう。それはイライラしている状態だと、たとえ子どもを褒めたとしても、感情が表情や声色に現れることがあり、彼らは褒められていると受け取りにくくなってしまうからです。反対に叱るときもより感情的になりやすくなります。

たくさんの子どもと関わってきたのに…

私は仕事を通じて、子どもへの対応を学んできましたが、我が子の育児となると、どうしても気持ちがコントロールできず、イライラしてしまうことが多くありました。その度に落ち込み、自分を責めることの繰り返し。どんなに子どもへの対応の仕方を学んでいても、自分の気持ちをコントロールできないと、実践するのは難しいと痛感しました。できることならイライラせずに楽しく育児したいという気持ちは、みんな一緒なのではないでしょうか?

「イライラするのは仕方がない」「みんな一緒」「がんばっている証拠」と、たくさんアドバイスをもらい、自分だけじゃないんだと安心する一方で、やはり落ち込んで情けなくなり、そんな自分を変えたいと思うこともありました。そこから育児講座に参加したり、たくさん本を読み、少しずつ気持ちのコントロールができるようになりました。今回はイライラを軽減する方法や、気持ちのコントロール方法をシェアいていきます。

なぜ我が子にはイライラする?

まず育児をしていて、イライラしないのは難しいこと。これは個人的な意見ですが、仕事で子どもたちと関わることと、自分の子どもの育児とでは、イライラしやすさはまったく違いました。もちろん仕事のストレスや、大変なことはたくさんあります。片付けなければいけない仕事や、期日のある仕事に終われ、余裕はなかったはずですが、それでも子どもにイライラすることは、ほぼありませんでした。

しかし、我が子の育児となると、毎日のようにイライラ…よくないとわかっていても感情的に怒ってしまうこともありました。仕事でできていた子どもへの対応が、我が子にはまったく通用しないのです。

保護者の方からよく「先生の話はよく聞くのに、私のいうことは聞いてくれないんです」といわれることがありますが、それはうまく対応できていないのではなく、子どもは甘えられる存在をよくわかっているからです。どうしても親には甘えて、1番わがままをいってしまいます。だから親はイライラしてしまうのです。

しかし、信頼関係ができている証拠だとわかっていてもイライラしてしまうことはありますよね。一体どのようにしたら自分の感情をコントロールできるのでしょうか?次の記事で、その対処法を紹介します。

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