いつも同じ言葉で褒めてない?
今回も、前回の記事に引き続き、褒め方について紹介します。
あなたは、いつも子どもにどんな褒め方をしていますか?「すごいね」「えらいね」「頑張ってるね」「さすがだね」ばかり使っていませんか?
実は、そのかけ言葉は、なるべくさまざまな表現で伝えた方がよいと考えられています。いつも同じ表現だけでは慣れてしまい、褒められる喜びが薄れてしまうこともあるからです。
先ほどの言葉に「やっぱり」や「本当に」をつけるだけでも効果的。また「ありがとう」「助かったよ」「嬉しかったよ」と感謝や、自分の気持ちを伝えることも子どもたちはとても嬉しい気持ちになります。褒める言葉の種類を増やして、子どもが褒められる喜びをたくさん感じられるように心掛けましょう。
短所を長所として捉える方法
たまに保護者の方から「褒めてあげたいけど褒められることをしない」「褒めるところが少ない」という話を聞きます。長所と短所は紙一重というように短所だと思っている部分は、長所でもあります。短所を長所に変換し、その子のいいところをたくさん見つけ、長所として伸ばしていけるとよいと思います。
例えば、、
・うるさい → とても元気
・飽きっぽい → 好奇心旺盛
・頑固 → 意思が強い
・しつこい → 粘り強い
このように捉え方や見る角度によって、子どもたちの性格は長所にも短所にもなります。長所として捉え、いいところをたくさん見つけ、自信をつけてあげられるといいですね。
ある親子イベントで、対照的な2人がいました。1人のお母さんは「うちの子はイベントの間中、ずっと落ち着きがなく動き回って1人だけ泥だらけ。お母さんの横でお話が聞ける○○さんが羨ましい」
もう一方のお母さんは「うちの子は内気で、ずっと私の側を離れずにイベントに参加してもなにもしない。△△さんみたいに楽しく参加してくれたらいいのに」と、それぞれ感じ方が違い、短所だと思っていたところが、長所でもあると実感した出来事でした。少し視点を変えてみて、よいところを見つけ、たくさん褒めてあげてほしいと思います。
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