夏休みは保護者も休息を。日中一時支援事業

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保護者は疲れやすい夏休み

夏休みが始まり、家庭で子どもと一緒に過ごす時間が増えた方も多いと思います。子どもの遊び相手や宿題の管理、兄弟喧嘩の仲裁などなど…一緒に過ごす時間が増える分、保護者の精神面での負担も増えていきます。

コロナウイルスの影響で行動が制限されるなか、子どもはじっとしていられず、室内で激しく動き回ったりするなど、親子ともにストレスが溜まりやすくなっている時期でしょう。

今回は、子どもに向き合う保護者の、一時的な休息を目的とする「日中一時支援事業」というサービスについて紹介します。

日中一時支援事業とは?

日中一時支援事業とは、障害者総合支援法のもと、地域生活支援事業に位置づけられるサービスです。障がい者などの活動の場を確保し、家族が一時的な休息を得られるようサポートすることを目的としています。

対象は身体障がい者(児)、知的障がい者(児)、精神障がい者・(児)、難病などを有する人。放課後等デイサービスと似た機能をもちますが、放デイは個別支援計画に沿って支援が行われる一方、日中一時支援事業では一時的な預りサービスが特徴です。

放課後等デイサービスとは?

地域で異なるサービスの利用条件

また、放デイは小学生~高校生までが対象ですが、日中一時支援事業は、基本的に高校卒業後も利用が可能です。(施設によって利用制限あり)

利用料金・方法については、市町村ごとに異なりますが、世帯収入ごとに負担額が決められていることが多く、1割負担や負担額なしに該当する世帯が多いです。

また、放デイとは別の受給者証が必要となります。こちらも地域ごとに利用方法が異なるため、詳しくはお住まいの市町村にお問い合わせください。

場所見知りをする子どもは、不安を感じたり疲れたりしてしまわないか、保護者は心配も多いと思いますが、療育を目的としていないため、自分のペースで穏やかに楽しく過ごせる子どもが多いと聞きます。

必ず希望日が通るわけではないですが、こうしたサービスも取り入れながら、少しでも家族の負担を減らし、有意義な夏休みを過ごしてほしいと思います。

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